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2020/01/08

レビュー:The Serpent's Shadow (The Kane Chronicles Book 3)



The Serpent's Shadow (The Kane Chronicles Book 3)
著:Rick Riordan
お気に入り度:★★★★★
読みやすさ:★★★★☆

全3巻のケインクロニクルシリーズの最終巻になります。
これねー、日本語版が出てないんですよ。
第2巻があからさまに「続く」って感じなので、いつか出ると良いんですけど・・・もうだいぶ動きがないから難しいんでしょうねぇ。

そんなわけで、日本語化されなかった本を読むことができたという点では英語を勉強しててよかったと思うわけです。

相変わらず、CarterとSadieが切り替わってストーリーを交互に語っていく形式。
切り替わりはあれど一人称で固定されているのもあり、読みやすい感じです。
3巻ともなればエジプトの神様の名前や世界観にも慣れてきますからね。

パーシージャクソンシリーズもそうですけど、この人の話は短い期間にすんごい危機がぎっしり詰め込まれちゃうので、長いもののどんどん先が気になって読んでしまいます。
最終決戦も盛り上がりますね。

ただちょっとマンネリ感も否めないかな。
3巻で終わってちょうどよかったかも。
パーシージャクソンの方は、かなりいろいろな神様も出したしキャラや世界観も広げたけど、こちらは割と小さくまとめた感じがします。
エジプト神話の知名度も考えての上のことかもしれませんね。

Lexile指標では690となっていますが、ストーリーが面白ければ読める!(笑)

2019/09/12

レビュー:Auggie & Me: Three Wonder Stories



Auggie & Me: Three Wonder Stories
著:R. J. Palacio
読みやすさ★★★★★
お気に入り度★★★★★

Wonderのサイドストーリー集。
3つの短編が入っています。それぞれは20000語程度。

続編というのはちょっと正確ではないですね。
Wonderの主人公だったAuggieはほとんど登場しませんし、時間軸的にもほぼ同時進行のものになっています。

WonderでもAuggie以外の視点から描かれた章もあり、それがAuggieの学校生活にリアリティを加えていましたが、本書を読むことでますますその世界が広がります。
同時期に別の子に起こっていた出来事があって、それはほとんどAuggieとは関係がないともいえるんだけど、やっぱり彼が身近に存在することは彼らの変化につながっているんだなという持って行きかたがとても自然でうまいですね。

Wonderを読んだ方には絶対読んでほしいといえる本です。
また、こちらを読んだらそれをもとにもう一度Wonderを読み返したくなってしまうかな。

Wonderを読んだ後であれば舞台設定はわかっているので読みやすいし、単語もそれほど難しくありません。
短編3つにわかれているというのも読みやすいですね。

Lexileは680とのこと。YLは6としておきます。

2019/08/07

レビュー:Wonder



Wonder
著:R.J.Palacio
読みやすさ:★★★★☆
お気に入り度:★★★★★


映画にもなった話題の本ですので、もはや紹介の必要もないんじゃないかというくらい有名なWonder。

とはいえ一応簡単に紹介いたしますと、先天性の疾患のため顔に障害を持つAuggie(August)が初めて学校に通うことになり、1年間の生活を通しての成長が描かれるというストーリーです。

まぁ、こういうとなんですが、割とベタな感動のストーリーではあるのですが、主人公だけでなくいろいろな登場人物の視点を切り替えながら語られるため、1つの出来事のいろいろな側面が描かれ、深みが出ています。
なので、それぞれのキャラが単にいいやつ・悪い奴というわけでもなく、なるほどこういう裏があったのね、みたいな気づきは面白いです。

英語自体も全体的に読みやすいかなと思いますし、読んで損はないかな。

Lexileレベルでは高めの790となっています。もう少し読みやすいんじゃないかと個人的には思いますけど。
そんなわけで、個人的なYLは5としておきます。

■■=====ちょいネタバレ含む、スターウォーズネタの話
主人公のAuggieはスターウォーズがすごく好きという設定なので、説明なくスターウォーズ用語が使われます。
まぁ、アメリカだとスターウォーズはもはや誰でも知っている前提知識なのかな。

僕もスターウォーズは好きなのですが、もしかしたらあまり詳しくない方はわかりづらいところがあるのではないかと思い、趣味も兼ねて書いてみます。

●パダワン
スターウォーズ世界では、ルークやアナキンなどジェダイという特殊な能力を持った人たちが活躍しますが、その見習のことをパダワンと言います。
パダワンは髪の毛の一部を房にして伸ばすことになっていて、晴れて一人前のジェダイナイトになれたときにこれを切ります。
Auggieもパダワンのように髪の毛を伸ばしていたのですが、これを切るというのは彼にとって大きな意味を持つことだとわかります。

●ボバ・フェット
スターウォーズに登場する賞金稼ぎで、緑色っぽい前進鎧を着ています。
ヘルメットもかぶっているので顔は見えません。
なので顔を隠せるコスチュームとして、Auggieはこれをハロウィーンに選んだのですね。

ボバ・フェットの出自はちょっと複雑で、一応父親はジャンゴ・フェットといいますが、実はボバはジャンゴのクローンという設定です。
ジャンゴは優秀な賞金稼ぎだったため、スターウォーズ世界でクローンの兵士軍団を作るときに自分の遺伝子を提供したのですね。
その報酬の一つとして、100%のクローンであるボバをもらったということになっています。

そのため、ボバとジャンゴはほとんど同じ色違いのような鎧を着ています。

●モン・モスマ
モン・モスマは反乱軍の指導者ですが、映画にはあまり出てきません。
ただ、すごい変な髪形なんですよね。

●ダース・シディアス
いわゆる悪の皇帝。
ダース・シディアスはシスの暗黒卿というジェダイの宿敵となる存在です。
エピソード3の戦いのとき、シディアスは自分の放った電撃を跳ね返されて、顔が焼けただれてしまいます。
これがAuggieにたいするからかいになっているというわけですね。

●Loboto
エピソード5で出てくるキャラで、耳に機械がついています。
このキャラ、映画の中では名前はでてこないんじゃないかな?
かなりマニアックです。

Auggieは、補聴器がLobotoっぽいから嫌だといっていますが、同じくスターウォーズ好きな医者は「ジャージャーじゃないんだからいいだろ」と慰めています。
ジャージャーというのは、ジャージャー・ビンクスというキャラ。
これはエピソード1~3でかなりたくさん登場するのですが、なぜかスターウォーズファンの中ではめちゃくちゃ評判が悪いんですね。

それが裏にあるうえでの、「(不人気な)ジャージャーじゃないんだから、ロボトならいいじゃないか」という意味ですね。

●皇帝のガード
ダース・シディアス(皇帝)は、まぁ当然偉い人なので、特別な親衛隊が周りにつきます。
ロイヤルガードという赤い兵隊なのですが、Auggieは、自分の周りを守るように取り囲む友達を見て、自分が皇帝になったみたいだと思ったっぽいですね。

●表彰式
エピソード4の最後は、主人公のルークたちがデススターを破壊したことに対して表彰されるシーンになっています。
Auggieが思いつく表彰式と言えばこれだったのでしょうね。
この時の音楽が頭のなかでなり続けたというのも、ニヤリとさせる表現です。

2019/07/30

レビュー:There's a Boy in the Girls' Bathroom



There's a Boy in the Girls' Bathroom
著:Louis Sachar
読みやすさ:★★★★☆
お気に入り度:★★★★★

ルイス・サッカーは子どもの心理描写が本当にうまい!
なんだかへそ曲がりな行動ばっかりとってしまうBradlyとカウンセラーのCarlaを中心に、転校生や気の強い女の子など、よくあるピースを組み合わせながら独特な読み応えのあるストーリーになっているからさすがです。

自分自身が子どものころはそうじゃなかったけど、クラスに一人くらいはこういうあまのじゃくな子がいたかなぁとか、ああ、その子ってこんな気持ちだったのかもしれないなとすごく入り込めるのですよね。

サッカーというとHolesが有名ですが、僕は個人的にはあのストーリーはあまり気に入らなかった。
There's a Boy in the Girls' Bathroomとか、Someday, Angelineみたいな方がサッカーの真骨頂かなと思ってます。

分量的には3万語ちょっととなっていて、多読に慣れてきて少し長いものに挑戦したくなった方にちょうどいい。
文体や単語は優しめながら、本格的な長編への導入になります。

Lexileは490だそうです。YLは5くらいかな。

2019/06/17

レビュー:Owl At Home



Owl at Home (An I Can Read Book 2)
著:Arnold Lobel
読みやすさ:★★★★★
お気に入り度:★★★★★

Frog and Toad(がまくんとかえるくん)で有名な、アーノルド・ローベルの作品です。
登場人物がふくろうくんだけなのに、想像力あふれる短編ストーリーがつぎつぎと展開して、思わず笑っちゃったりほのぼのしたり。

I Can Read Bookというグレード別の読み物シリーズのレベル2ということで、文章もとても読みやすいものになっています。
登場人物が1人でシンプルなのも、とっつきやすいかも。
Audibleでは朗読音声も聴けるのでこちらもおすすめ。
とてもリズムのある朗読になっていて、まねしてみるのも英語の練習に良いですよ♪

Lexileは490。YLは4かな。

アーノルド・ローベルの作品は英文からシーンがイメージしやすく、英語をイメージで理解するための入り口としてとても良いと思うので全部おススメです!

2019/02/26

レビュー:Civil War on Sunday (Magic Tree House Book 21)




Civil War on Sunday (Magic Tree House Book 21)
著:Mary Pope Osborne
読みやすさ★★★★★
お気に入り度★★★★★

Magic Tree Houseシリーズの第21巻。
ここからの4冊シリーズは、キャメロットを救うための文書を集める冒険になります。

文書で救うってどういうこと?って思ったのですが、僕は最終的にはこのシリーズが一番好き、よくできてます。
ぜひ読んでみてほしいですね。

最初の行き先はアメリカ南北戦争の時代。
南北戦争というのは日本人としてはあまり実感をもって理解していませんでしたが、アメリカ史上もっともたくさんの死者を出した戦争だったということです。

ここでJackとAnnieが出会ったのはクララ・バートン。
この女性、アメリカ赤十字の創設者にして、看護師のパイオニアだそうです。

僕らは今、戦争をあまり実感として知らない時代と場所に生きています。
作者は児童書を通じて、子どもたちに戦争というものを伝えたかったのではないかと思っています。

本書とは関係ないですが、クララ・バートンはナイチンゲールと同世代なのですね。
まだ衛生に関する考え方が今のように発達していなかった時代、また戦争が多く、若い男性が多く戦死していた時代だからこそ、こういった女性たちが出てきたのだろうと思います。
本書のクララ・バートン、はっきりいってカッコいいです。
ぜひぜひおすすめ。

Lexileは580とのこと。
YLは2としておきます。

2019/01/29

レビュー:Heroes of Olympus: The Son of Neptune



The Son of Neptune (Heroes of Olympus Book 2)
著:Rick Riordan
読みやすさ:★★★★☆
お気に入り度:★★★★★

※Kindle版だとなぜかAmazonから画像が出せなかったのでリンク先はペーパーバック版です。


Heroes of Olympusシリーズの第2巻。
第1巻の最後でJasonが言っていた通り、またタイトルからもわかる通り、今回はいよいよPercyが出てきます!
いやぁ、やっぱりこうでなくちゃ。

The Lost HeroではPercyは行方不明状態で、記憶のないJasonが主人公。
実はJasonもローマ側のキャンプから行方不明になった状態だったということで、今度はPercyの目を通してローマ側を描いていくという感じになりますね。

この展開はうまいですね。
前シリーズを読んでいなくても、Jasonの目を通してCamp Half-Bloodが説明されるし、同じ対比でローマ側のキャンプの説明にも自然に入って行けます。

個人的にはPiperとLeoにちょっと感情移入できなかったけど、HazelとFrankは良いですね。
詳しくはネタバレになるから書きませんが、やっぱりPercy出てくると盛り上がります。


さて、今回は前作に加えてさらに主要なローマの神の名前が出てきます。
Hera → Juno
Ares → Mars
Hades → Pluto
Poseidon → Neptune
この辺はギリシャとローマの対比がはっきりしているところですね。

それ以外にもBellona、Terminusなどはローマ特有の神みたいです。(Wikiで見ると、Bellonaはギリシャ側にも対応する神がいると書いてあるけど)

ギリシャとローマの神の扱いの違いだったり、キャンプの雰囲気の違いなんかは読んでいて面白いです。
当時のそれぞれの文化の違いみたいなものが垣間見える感じ。
子どもの時にこれ読んでいたら、世界史(西洋史)にもっと興味が持てたのになぁ。

Lexileは640となっています。
が、約12万語くらいあるようですし、ローマのキャンプでの形式ばった単語などは結構難しいので、YLは8くらいかな?

Percyファンなら絶対楽しめます!

2018/11/30

レビュー:Percy Jackson: The Demigod Files



Percy Jackson: The Demigod Files
著:Rick Riordan
読みやすさ:★★★☆☆
お気に入り度:★★★★★

全5巻シリーズのPercy Jacksonですが、本書は4巻と5巻の間に発売された短編集になります。
短編3本とキャラクターや作中のアイテム紹介などが収められており、全体で3万語ちょっとのボリュームのようです。

最初にひとつだけ不満を言っておくと、途中、レイアウトの再現のため、ページが画像として挿入されている個所があり、Kindleではちょっと読みづらかったですね。

ストーリーひとつひとつは短いものの、いつもの調子でちゃんとオチもあるし、Clarisse、Annabeth、Thaliaと3人のヒロインたちもそれぞれ出番があっていい感じです。
個人的には、神々の紹介のところで、発音が書いてあったのは役立ちましたね。

Lexileは630となっています。YLは5くらいかな。
パーシーファンにはお勧めです。

2018/10/23

レビュー:Ghost Town at Sundown (Magic Tree House)



Ghost Town at Sundown (Magic Tree House)
著:Mary Pope Osborne
お気に入り度★★★★★
読みやすさ★★★☆☆

マジック・ツリーハウスシリーズの第10巻。
今回は西部のゴースト・タウンが舞台です。

マスターライブラリアンになるための試験としてなぞなぞを解くのですが、なぞなぞは詩になっていて、リーディングとしてはちょっとむずかしいですね。
あまり気にしなくても良いんですけど、わからないと逆に気になってしまったりしますので。

それと、昔の人が出てくるストーリーではやや古い単語や地域の訛りが出てきたりするので、そこも難易度を上げているかも。
勉強になるといえばなりますね。

ただ個人的にはなぞなぞの答えが気に入ったし、物語のオチは良かったのでお気に入りです。

Lexileは510となっています。YLは2かな。

レビュー:Percy Jackson and the Battle of the Labyrinth (Book 4)



Percy Jackson and the Battle of the Labyrinth (Book 4)
著:Rick Riordan
お気に入り度★★★★★
読みやすさ★★★★☆

パーシー・ジャクソンシリーズも、区切りとなる第5巻まで残すところわずかとなる、第4巻です。

前巻Titan's Curseではアナベスがあまり登場しないので個人的にはちょっとさみしかったのですが、今回はアナベス全開です。(^_^)
ハリー・ポッターもそうだけど、主人公たちの年齢が上がってくるからだんだん男女とかも意識し始めたりしますね。
パーシーのお母さんの方も気になりますけど。

今回はタイトルに有る通りラビリンスを巡るストーリー。
ラビリンスというのはギリシャ神話でミノタウロスがいるあのラビリンスです。
テセウス、ダイダロス、イカロスなどの有名な英雄たちの逸話も話に絡んできます。

シリーズが進むに連れ登場人物も増えてきますが、どのキャラクターも魅力的なところがすごい。
特に、ハリー・ポッターみたいに主人公がウジウジしてないのが良い。(笑)

パーシーとアナベスどうなっちゃうの~?
ニコは???
といろいろ気になるところを残しつつ、第5巻に続くのでありました。。。

個人的にはアナベスとタイソンが出てくるのでお気に入り度は★5!
相変わらず固有名詞系が読みづらいんだけど、もう4巻ともなるとわりとコツが掴めていることもありますので、★4としてみました。

Lexileは590となってたのですけど、いや~、600~700台はあるでしょう。

2018/09/28

レビュー:Percy Jackson and the Titan's Curse (Book 3)



Percy Jackson and the Titan's Curse (Book 3)
著:Rick Riordan
読みやすさ★★★☆☆
お気に入り度★★★★★

パーシー・ジャクソンシリーズ、第3巻。

最初はとっつきにくかったパーシー・ジャクソンシリーズですが、やはり世界観や登場人物の関係がつかめてくると読みやすくなってきます。
第1巻はめちゃくちゃ時間がかかったのですが、この3巻は15時間ほどで読めたのかな。
まだまだ遅いけど。。。

1巻、2巻と、デミゴッドの子どもたちのサマーキャンプからスタートしていましたが、本作は初めて冬の設定です。
この3巻では、英雄ヘラクレスの名前がいろいろなところで出てきます。
ヘラクレスの話を知っているとより楽しめるかも。

ちなみにこの本とは無関係ですが、YoutubeのTED-Edというチャンネルで、ヘラクレスの神話を手短にまとめている動画がありましたので紹介しておきます。


デルフィの神託で語られた運命はどうなるのか!?
読み終わってすぐ次の巻が読みたくなってしまいました。(^_^;)


余談ですが、このパーシー・ジャクソンシリーズ、ハリー・ポッターと比べられることもあります。
まぁ確かに、実は主人公は普通の人間じゃなかった、というところから、その特別な子どもが集まったキャンプ(学校)というところは似ているかなと思います。

ただ、ハリー・ポッターは学校生活が中心なのに対し、パーシーはクエストで、戦闘シーンも多く盛り上がります。
また、出てくるキャラクターが、僕はパーシー・ジャクソンのほうが好きですね。
ハリー・ポッターってなんか面倒くさいやつだなと思ってしまいますけど、パーシーは結構良いやつでがんばりますので。
シンプルといえばシンプルなんですけどね。

全5巻で一段落なので、折返し地点を過ぎました。
次も楽しみ。(^_^)

Lexileは630となっています。YLは7くらいかな。

2018/09/12

レビュー:My Monster Burrufu (English Edition)



My Monster Burrufu (English Edition)
著:Alberto Corral
読みやすさ★★★★★
お気に入り度★★★★★

Kindle Unlimited対応。

感想の前に最初に言います。
この本、超オススメです!

田舎に引っ越しをした父と娘の2人家族が、新しい生活を始めた大きな家。
その家には実はモンスターが住んでいた、というところから始まります。

Amazonにもジブリっぽいというようなレビューがありますが、確かにそういう雰囲気はありますね。
子どもっぽいと言ってしまうとそれまでですが、純粋な気持ちで読むととても楽しめると思います。
正直、僕は、ランチタイムにレストランで読みながら泣きそうになりました。

この本は1万6千語ほどと、入門レベルとしてはやや長いですが、単語が全体的にやさしいので、例えばマジック・ツリーハウスシリーズなどよりも辞書を引く回数は少ないはずです。
やさしい英語をたくさん読む、という多読にはまさにうってつけの1冊ですね。

それでいて、ストーリーの表現は豊かで、これだけの語彙でも素晴らしいストーリーはかけるものだなと感心してしまいます。

英語多読におすすめの1冊です!

Lexileは不明ですが、割と読みやすいので500台くらいなかと思います。
YLも長さ的には5でしょうが、単語レベルを考慮して4としてみました。

2018/08/14

レビュー:Curious George Takes a Job



Curious George Takes a Job
著:H. A. Rey, Margret Rey
お気に入り度★★★★★
読みやすさ★★★★★


日本でも有名、ひとまねこざるシリーズの一冊です。

「ひとまねこざる」シリーズは、その後作者が別の「おさるのジョージ」というシリーズに発展し、今でもアニメが放送されている人気のシリーズですね。
とはいってもやはり初期のH. A. Reyのシリーズがやはり一番魅力的だと思っています。

翻訳本の方もおもしろくて、名前などの外来語は平仮名太字で表現されています。「じょーじ」などですね。

さて、この本。
日本では最初の本ですが、原書では2冊目になるようです。
なので、the man with the yellow hat(きいろいぼうしのおじさん)が友だちと言うことになっていますが、なぜ友だちなのか、そもそもジョージがなぜそこにいるのかという説明はありません。

まぁ有名なお話なので、ここから読んでも楽しめますが、一応、その辺の話は「Curious George(邦題:ひとまねこざるときいろいぼうし)」を先に読むと分かります。

絵本としては1300語超と、結構読み応えがあります。
シーンも多く展開します。
簡単な英語でリズムもよく楽しく読めると思いますが、ちょっとでも難しく感じたら、日本語版と比べながら読んでみるのも良いと思います。

YLは短いので1.5程度、Lexileだと540となっています。

2018/08/02

レビュー:Frog and Toad Are Friends (I Can Read Book 2)



Frog and Toad Are Friends (I Can Read Book 2)
著:Arnold Lobel
お気に入り度:★★★★★
読みやすさ:★★★★★

日本語では「がまくんとかえるくん」として有名なシリーズで、「おてがみ」は小学校の教科書で読んだ方も多いはず。
かなり古いお話ですが、読めば納得、いや、名作です。

全体で2000語ちょっとですが、短編が5つ入っていますので、ひとつは400~500語ほどと読みやすくなっています。

収録されているのは「Spring」「The Story」「A Lost Button」「A Swim」「The Letter」。
どれも短いながらもちゃんとオチが有り、短編の見本のような作りです。

このシリーズのオーディオブックは、著者であるアーノルド・ローベル氏が朗読されています。
ファンとしてはこれも嬉しいところ。
結構BGMも凝っていて楽しいので、こちらもぜひチェックしてみてください。
Lexileは400となっています。

レビュー:Amelia Bedelia (I Can Read Level 2)



Amelia Bedelia (I Can Read Level 2)
著:Peggy Parish
おすすめ度:★★★★★
読みやすさ:★★★★★

※本書は現時点ではKindleでは読めません。

家政婦のAmelia Bedelia。
まじめなのですけど、まじめすぎてちょっとした誤解が。。。

1000語程度の短いストーリーですが、起承転結あって楽しいお話です。
英単語で2重の意味があるものが出てくるのがポイントで、学習としても楽しくボキャブラリーを増やせます。

私はCD付きのものを買ったのですが、朗読も良かったですよ。
ただ、10分しかないので、ちょっと割高感がありましたけど。(^_^;
ペーパーバックで500円未満程度で手に入るようです。
1語2円、、ちょっと高いか?
でも入門的にはとてもおもしろいです。

「I Can Read!」というシリーズは、いわゆるグレード別のリーダーですが、有名な「Frog and Toad」も本書と同じレベル2に収録されています。
難しいものを変に易しく書き下したものではなく、こういう名作がそのまま入っている方が楽しいのかなと思います。

ちなみに、同じ名前の女の子が主人公のAmelia Bedelia Chapter Bookというシリーズもありますが、それは別です。

Kindle版がありませんが、気に入った本でしたので紹介させていただきました。

Lexileは450となってます。
YLだと、、、2くらい?
簡単ですが、一つ一つの文が楽しく、音読などにも使えます。

2018/07/05

レビュー:The Case of the Missing Family



The Case of the Missing Family
読みやすさ★★★★☆
お気に入り度★★★★★

Unlimited対応です。

犬が主人公のミステリー、The Buddy Filesの3巻目。
「The Case of the Missing Family」ですよ!
タイトルからもおわかりの通り、いよいよ、シリーズ当初からモヤモヤしていたこの問題の核心に迫っていくのか!

この作者のすごいところは、犬がよくとる行動をストーリーに取り入れて、それに意味を持たせているところ。
すごく自然に犬が賢そうに見えます。


ちょっとネタバレ的な感じもありますが、僕が読んでいてちょっと読みにくかったなと思ってしまったところをやり過ごすコツを書きます。
ネタバレを嫌う方はここから先は読まないで!

今回のBuddyはかなり気合いが入っていますね。
彼にとって一番大きな問題ですから当然ですが。
で、ストーリーの途中でBuddyが、本の絵が描いてあるバンの横を通り過ぎるシーンがあります。
僕が読んでいたとき、ここのシーンにちょっと唐突な感じを受けて、シックリ意味が理解できず、何度か読み返してしまいました。
ただ最後まで読めばなんてことない、後で意味が分かるよ、という類いのシーンでした。

多分日本語で読んでいても、ちょっと良く理解できない部分だったと思いますが、英語で読んでいると、語学力の問題なのかなと思ってしまいました。

なのでコツとしては、ここはサッと読み飛ばして下さい。(^^)
読み進めれば、なるほどぉと思うはずですよ!

2018/07/04

レビュー:The Case of Mixed-Up Mutts



The Case of Mixed-Up Mutts
読みやすさ★★★★☆
お気に入り度★★★★★


The Buddy Filesシリーズの第2巻。
独立しても読めますが、やはり第1巻から読んだ方が良いかと思います。

主人公の犬視点で語られる世界観がとてもおもしろいのですが、今回は出だしの訓練センターの会話から笑えます。
これで一気に心を掴まれました。

前作で解決しなかった自分の家族の問題はどうなるのか?
それも気になりながらも周りのためにがんばるバディを応援したくなります。
男の子がいなくなってしまうと言う前作より、こちらの方が明るく読めて好みですね。

Lexileは580。
1万語ちょっとの長さですが、読みやすい文章です。

2017/07/24

レビュー:Marvin Redpost #2: Why Pick on Me? / Louis Sachar




Marvin Redpost #2: Why Pick on Me?
著:Louis Sachar
読みやすさ:★★★★☆,
お気に入り度:★★★★★

小学校3年生の男の子Marvin Redpostくんが主人公のお話の2冊目です。
「もしかして自分は行方不明の王子かも?」という話だった前作とうってかわって、ちょっとしたことから始まってしまったいじめのお話。
子どものころって、どうでもいいことから深刻な問題が発生してしまったりしますよね。

Marvinがどうやって解決していくのかは要チェックです。
ただ、テーマがテーマなので、ちょっと読むのがつらいなと感じる方もいるかもしれませんね。

最後がどうなってしまうのかハラハラしますけど、このまとめ方は上手い!の一言!

Lexile指標:510
英語はとてもやさしく、簡単な表現でこれだけのストーリーが書けるというお手本のような文章です。

2017/07/21

レビュー:Marvin Redpost: Kidnapped at Birth: Book 1 / Louis Sachar



Marvin Redpost: Kidnapped at Birth: Book 1 - Rejacketed
著:Louis Sachar
読みやすさ:★★★★☆
お気に入り度:★★★★★

とても読みやすく、それでいて話もおもしろい。
多読のスタートにはうってつけのシリーズです。

小学校3年生のMarvin Redpostくんが主人公のお話。
子ども向けの新聞で、9年前に行方不明になった王子の話を読んで、「もしかして自分のことかも」と思い始めてしまいます。

主な登場人物もそれほど多くなく把握しやすい。
「主な」というところでは、親友2人とちょっと意地悪なクラスメイト、それと父母兄妹、電話の受付係くらいでしょうか。

サッカーはこういう子どもらしい雰囲気の登場人物作りがとてもうまいですね。

Lexile指標:520
一つ一つの文の構造が平易で分かりやすく、スラスラ読めます。
全体の長さも短めなのもハードルが低くて良いです。

構文が簡単すぎると勉強にならないのかな?という気もしますけど、まずはたくさんの英語に触れても疲れないようになりたいので、こういう読みやすいものの方が良さそうに思ってます。
ボリュームからするとちょっと高いかなとも思っちゃいますけど、楽しめたからOK。
シリーズは全部で8冊ありますのでしばらく楽しめそうです。

2017/01/27

レビュー:Dogs Don't Tell Jokes / Louis Sachar



Dogs Don't Tell Jokes
著:Louis Sachar
読みやすさ:★★☆☆☆,
お気に入り度:★★★★★

Someday Angeline」の続編です。
主人公はGary、前作の主人公Angelineの友達だった男の子で、日本で言うところの中学1年生になりました。
Angelineと出会ったときから多分そうだったのですが、学校ではまぬけ(Goon)と呼ばれて馬鹿にされています。
いつもくだらないジョークばかり言っているのは、そういったことに対する、自分へのごまかしみたいなものもあるのかな。。。
ところが、学校の記念日に開かれることになったタレントショーに出演し、全校生徒の前でジョークを披露することにしたことで物語が大きく動きます。

悩みながらもがんばるGaryを応援しているうちにグイグイ引き込まれ、一気に読めてしまいます。

英語のレベルとしては、Someday Angelineよりは高いです。
前作ではGaryのジョークも分かりやすかったのですが、ジョークのレベルが上がって、なかなか意味が取れないところがありました。
タレントショーの準備でジョークを考えるところでは、不採用になるあまり面白くないジョークも出てきて、「おもしろくなさ」を表現するためにわざと意味不明になってますので、そこはまともに理解しようとすると難しいところですね。

多分、こういうのは、ネイティブでも意味不明なものも多く、分からない物はあまり気にしないくらいな軽い気持ちで読み進めた方がいいんだと思います。

我ながら生真面目なたちなので、いくつかジョークを解釈してみました。
ストーリー上それほど重要では無いものの、ややネタバレとも言えるので、下の方に記載します。
英語の勉強として読むなら、まず自分なりに考えてみてから見て頂くと役に立つかも知れません。

Lexileスコアは560となっています。
ジョークをどう考えるかですが、軽く読み飛ばせるならそんなもんかな。
ジョーク部分がよく分からなかった方はぜひこのページの下の方も参考に観てみてください。
いろいろ調べたり、ネットでネイティブの方に聴いてみたものをまとめています。


■--ややネタバレ含む
【おもな登場人物】
●Gary Boone
主人公。7年生(日本の中学1年生にあたる)
GaryのGと、BooneのOONをあわせてGoon(まぬけ)というニックネームで呼ばれていて、自分でもそれを良しとしている。
周りにうまく溶け込めないところがあり、ジョークばかり言ってごまかしている。

●Angeline Persopolis
前作の主人公で、Garyの友だち。
Garyが5年生だったとき6年生のクラスに居たが、周りとうまくいかず5年生に移った。
本作では10歳だが飛び級で遠くの大学に通っていて、週末だけ帰ってくる。

●Abel
Angelineの父。
ゴミ収集が仕事。

●Gus
Abelの同僚。

●Miss. Melissa Turbone(Mr. Bone)
Garyが5年生だったときの担任。
Angelineを6年生から5年生に引き取ったことから、Abelと親しくなった。
週末はAngelineが帰ってくるので、Abel、Gus、Garyとクロッケーをすることが多いようだ。

●Joe Reed
Garyのクラスメイトで典型的な優等生。
文武両道で、性格も良く、Garyに対しても普通に接している。

●Mrs. Snitzberry
Garyのジョークによく登場する。
知っている人をジョークでコケにするのは良くないと考えて考え出された架空の人物。



■--さらにネタバレ含む(順次追加)

【Garyのジョーク解説】
前作よりGaryのジョークがちょっと難しくて理解しづらかったので、人に聞いたり自分で調べたことをまとめておきます。
ジョークは分からなくてもストーリー的にはだいたい大丈夫ですので気になった時に見ていただければ。


●Why did the boy wear a diaper to the party? - Because he didn't want to be a party pooper.
diaper:おむつ
party pooper:場をしらけさせる人。pooperにはウンチという意味もあります。

(訳)
その男の子はどうしてパーティにおむつをはいていったか? パーティをしらけさせたくなかったから(party pooperになりたくなかったから)

pooperが元々ウンチという意味で、party pooperはそこから派生した、パーティを台無しにする人という慣用句。
party pooperは直訳すれば、パーティを糞まみれにする人、というようなキタナイ言葉なんですね。
おむつをはいていけば、ウンチまみれにはならないよ、というジョークで、解説すると全く面白くないな。(笑)


●Why shouldn't you write on an empty stomach? - Because it's better to write on paper.
on an empty stomach:空腹で

(訳)
なぜ空腹のときに書き物をすべきではないか? 紙に書いたほうが良いから

これだと意味が通じませんが、write on ~は、「~に書く」という意味にもとれます。
なので、慣用句を無視して文字通り訳すと、前半は「なぜ空の胃袋に字を書いてはいけないか」となります。
2つの意味に解釈できるwrite on an empty stomachを使ったジョークですね。


●What do you do when your nose goes on strike? - Picket.
go on strike:ストライキをする
picket:ピケをはる(ストライキのときに見張りを立てたり座り込んだりすること)

(訳)
鼻がストライキをしたらどうする? ピケをはれ

音を使ったジョークです。
picketがpick itと似ていて、pick it (=your nose)で、「鼻をほじる」という意味になります。
鼻がストライキをするというのは普通は使いませんが、ピケと合わせるために普段使わない表現を使っているようです。要するに鼻が詰まっていること。
で、「ほじる」と音の似た「ピケを張る」をかけている訳ですね。


●Why'd Mrs. Snitzberry always wear two pairs of pants when she went golfing? - In case she got a hole in one.
hole in one:ゴルフのホールインワン

(訳)
Snitzberryさんは、どうしてゴルフに行くときに、ズボンを2枚はくのか? ホールインワンに備えて。

ホールインワンがダブルミーニング。
ゴルフのホールインワンを取ることと、ズボンのうちの一つに穴が開くことをかけたダジャレです。


●How do you keep fish from smelling? - Cut off their noses.

(訳)
魚がにおわないようにするには? (魚の)鼻を切り落とす

日本語でも意味が通じるといえば通じるかも。
fish smellは単体では、魚から悪臭がすること、と、魚が(何か他の物の)においをかぐこと、のどちらの意味にもとれます。
通常は魚がにおいをかぐとは思えないので、「魚から悪臭がする」意味がまず頭に浮かぶはずですが、それを利用した冗談です。


●Why'd Mrs. Snitzberry tiptoe past the medicine cabinet? She didn't want to embarrass the "Bare" Aspirin.
tiptoe:忍び足で歩く
embarrass:困らせる
bare:裸の
aspirin:アスピリン(有名な頭痛薬。バイエルというドイツの製薬会社の商標)

(訳)
Snitzberryさんは、どうして薬だなの前を忍び足で歩くの? 裸のアスピリンを困らせたくないから。

Bareと、大文字で書いていることから、おそらく、製薬会社のBayer(バイエル)とかけたダジャレと思われます。
着替えの途中で裸の時に人が通ったらびっくりするので、Snitzberryさんは裸のアスピリンを驚かせないように忍び足で歩いたわけですが、アスピリンが裸な理由は、バイエル製だからというわけです。バイエル(Bayer)と裸(bare)の音は、たぶん似ているんでしょう。


●"Matt will now tell us some of his favorite jokes."
"Well, they're not my favorites," said Matt. "I can't say my favorites."
Several people laughed.

(訳)(司会の先生)「マットは、お気に入りのジョークのいくつかを披露します」
「えっと、お気に入りではありません」マットは言った。「お気に入りは言えないので」
何人かが笑った。

主人公のGaryではなく友だちのMattの発表ですが、何人かが笑った理由が分からなくて。
どうやら、Mattのお気に入りのジョークは、タレントショーで発表できるような類いのものでは無いので、「これから言うのはお気に入りというわけじゃない」と言ったのでは無いかと。
Mattのお気に入りジョークは品がないんでしょうね、きっと。
それを知っている親しい友だちが、察して笑った、ということのようです。

favoriteは「一番お気に入り」という意味なので、一番のお気に入りは残念ながら披露できないので、次にお気に入りの披露できるやつを言うということかな。

あくまで1つの解釈として。