2019/09/12

レビュー:Auggie & Me: Three Wonder Stories



Auggie & Me: Three Wonder Stories
著:R. J. Palacio
読みやすさ★★★★★
お気に入り度★★★★★

Wonderのサイドストーリー集。
3つの短編が入っています。それぞれは20000語程度。

続編というのはちょっと正確ではないですね。
Wonderの主人公だったAuggieはほとんど登場しませんし、時間軸的にもほぼ同時進行のものになっています。

WonderでもAuggie以外の視点から描かれた章もあり、それがAuggieの学校生活にリアリティを加えていましたが、本書を読むことでますますその世界が広がります。
同時期に別の子に起こっていた出来事があって、それはほとんどAuggieとは関係がないともいえるんだけど、やっぱり彼が身近に存在することは彼らの変化につながっているんだなという持って行きかたがとても自然でうまいですね。

Wonderを読んだ方には絶対読んでほしいといえる本です。
また、こちらを読んだらそれをもとにもう一度Wonderを読み返したくなってしまうかな。

Wonderを読んだ後であれば舞台設定はわかっているので読みやすいし、単語もそれほど難しくありません。
短編3つにわかれているというのも読みやすいですね。

Lexileは680とのこと。YLは6としておきます。