2019/01/04

レビュー:George's Secret Key to the Universe



George's Secret Key to the Universe
著:Lucy Hawking / Stephen Hawking
読みやすさ:★★★☆☆
お気に入り度:★★★☆☆


かの有名なホーキング博士とその娘さんの共著です。

この本はちょっと変わった構成になっていて、基本的には主人公のジョージの物語があるのですが、途中途中で宇宙に関するコラムが入っています。
小説を軸に、最新の宇宙の知識を一緒に仕入れてしまおうというコンセプトなのですね。

小説はよく読むけど科学にはあまり興味のない子、逆に科学は好きだけど小説はあまり読まない子、それぞれが新しい領域に踏み出すきっかけになるかもしれません。

ただ、ちょっと辛口に言ってしまうと、ストーリーは単体で考えるとちょっと単調、コラム部分は科学知識としてはもうちょっと掘り下げてもらえた方が楽しい、さらにコラムが途中に入るので、読むスピードが遅い場合はテンポが悪くなってしまうという点がネックです。
特にテンポのところが、僕が最初に読んだときに挫折した原因でした。

でもそこそこ多読に慣れた今、改めて読んでみるとなかなか面白いですけどね。
どちらかというと、最初はコラム部分は無視して、ストーリーを一気に読んでしまうほうが良いかも。
コラム部分の説明は端的で分かりやすく、さすがホーキング博士という感じ。

Lexileは850だそうです。
YLは7くらいかな、5万語くらいなので。