2019/07/30

レビュー:There's a Boy in the Girls' Bathroom



There's a Boy in the Girls' Bathroom
著:Louis Sachar
読みやすさ:★★★★☆
お気に入り度:★★★★★

ルイス・サッカーは子どもの心理描写が本当にうまい!
なんだかへそ曲がりな行動ばっかりとってしまうBradlyとカウンセラーのCarlaを中心に、転校生や気の強い女の子など、よくあるピースを組み合わせながら独特な読み応えのあるストーリーになっているからさすがです。

自分自身が子どものころはそうじゃなかったけど、クラスに一人くらいはこういうあまのじゃくな子がいたかなぁとか、ああ、その子ってこんな気持ちだったのかもしれないなとすごく入り込めるのですよね。

サッカーというとHolesが有名ですが、僕は個人的にはあのストーリーはあまり気に入らなかった。
There's a Boy in the Girls' Bathroomとか、Someday, Angelineみたいな方がサッカーの真骨頂かなと思ってます。

分量的には3万語ちょっととなっていて、多読に慣れてきて少し長いものに挑戦したくなった方にちょうどいい。
文体や単語は優しめながら、本格的な長編への導入になります。

Lexileは490だそうです。YLは5くらいかな。